★ミニチュア・ダックスフント・ロングコート★
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その飼い方(?)
■我が家の「ナナ」と「モモ」は「ミニチュア・ダックスフントのロングコート」。色は写真を見てお分かりのように、チョコレート。茶に黒が混ざっています。ナナはペットショットから我が家に来たとき生後たったの2ヶ月。モモはナナが2歳のときに出産した2匹の子供の内の一匹。オスのベルは友人宅に養子に行きました。ベルとモモのお父さんはペット病院で紹介していただいた、ハンサムなチャンピオン犬で同色系。
■ダックスフントを家で飼って見たいと思っている方も多いかと思い、その日常について少しだけお話しましょう。ただこれは我が家のナナとモモの経験話でありますので、あくまで参考です(どちらもメス)
■以下にナナとモモから学んだことを思いつくままに記述しました。参考にはなるかもしれませんが内容について保証は出来ませんのでよろしく
■特徴・性質
■ダックスフントはその姿に愛好があり動作がかわいいので皆に愛される。一丁前の犬の顔つきであり、本格的な犬のルーツを感じさせ、本当の犬を飼ってる気にさせてくれる
■寝姿は、横になったり、仰向けになったりで人間と同じよう。ナナは枕も使うし、女の子でありながら大股開きのあお向け寝が得意
■頭が良く、記憶力も良い。大切なものをクッションの下に隠したりもする
■体臭が少なく、家の中があまり動物臭くならず飼いやすい
■それぞれの個体差が良く出ていて2匹飼えば2匹とも違う個性がある
■家の外からの不審音、はじめての訪問者には警戒心が強い。よって吠える
■子供の時代は歯を立てるが、1歳くらいで決して人に歯を立てなくなる (不審者は別)
■ダックスは足が短く飼い主に劣等感を抱かせない(我が家だけか?)
■いろいろなことを眼で訴える。して欲しいことは大体分かる
■人の喧嘩に割って入って仲裁する。家庭内喧嘩はご法度
■小型犬の通弊か嫉妬心は結構強い。2匹飼うときは何事も公平に!
■遊び
■遊ぶことが大好きで、室内でいろいろと一緒に遊べる。ボールやペットボトル、ぬいぐるみが大好き。テニスボールをむしってばらばらにするのが好き。投げて欲しいボールとか自分で持ってくる
■家の中では殆ど吠えず割合静か。ただしボール等で遊びたがるし2匹で追いかけっこすると喧しい
■むろん公園、川原、土手の散歩は大好きだし、いろいろ遊ぶ
■散歩
■散歩は大好き、毎日外を歩きたがる。たとえ3分でも外を歩かせよう!30分歩けば大満足。散歩は家族全員でするのが最高に嬉しい(ただし、散歩の嫌いな個体もあります)
■小動物を見ると興奮して追いかける。元々猟犬なので血が騒ぐ。猫を仮想敵としている気配あり
■体高のせいで何時も鼻の先が地面に近く、匂いに敏感で拾い食いしやすいので気をつけよう。ハトの糞とかね
■最近、公園とかで遊んでいた犬が、急に亡くなったり病気になったりする話がありますね。悪意をもって農薬入りのお菓子などをばら撒く人もいるらしいですが、除草剤や消毒薬を散布している場合もありますので、公園で遊ばせるのはちょっと考え物かも知れませんね
■食事
■我が家のペットフードは「ヒルズのサイエンス・ダイエット」。栄養バランスが良いのでドクターの推奨。食事の回数は2回(大人になったら一日一食)で朝と夜。水は皿に入れておこう。特に散歩の後は沢山飲む
■メスは割合食が細く、ガツガツ食べるようなことが無い。オスは食欲旺盛
■ミルク、ヨーグルト、チーズ等大好き。時々上げる
■おやつ
■楽しみにあげるおやつ---->犬用ジャーキーや煮干3-4本、豚の皮5cm角くらい。あまり人の食べるものはあげない
■野菜---->欲しがるときはキャベツ・白菜など少々又はリンゴを少しあげる。大根は好きでもダメ(ドクターが大根はダメとのこと)。ミカンは大好きだけど消化に悪いので上げない
■病気・生理
■皮膚は過敏でなくアレルギーも無いし病気もしない。ちょっと風邪引いたことが有るくらいで飼いやすい
■風邪引いたりして下痢気味のとき---->2日くらい絶食させ、その後卵入りご飯の雑炊又はドッグフードをお湯でふやかしてあげる。または鶏のささみを茹でたのを一本くらいあげる
■メスは1歳前に生理が始まる。年に2回ほど。自分でなめちゃうのであまり汚れないけど個体による。生理中の散歩は要注意。匂いに惹かれてオスが興奮して追いかけてくることあり。紐をはずさないように気をつけよう
■シャンプー
■家の2匹はお風呂嫌いで、シャワー使うのにちょっと苦労あり
■耳は毛でふさがれているので汚れやすいし水が残りやすい。綿棒でこまめに耳掃除をしてあげよう
■耳の毛が長く、これがチャームポイント。しかしこれが毛玉になりやすい。ブラッシングはこまめに
■シャンプーの後は身体を絨毯や畳にこすり付けて匂いを同化しようとする。少し残っている野生を思わせる
■してほしいこと
■お腹をさすってもらうこと、高い高い!、引っ張りっこ、ボール遊び、見えない振りして名前を呼ぶこと
■こわいもの
■家庭の中で一番の苦手は掃除機。怖いんですねゴーって音が! でも電線をグーっと掃除機に巻き込むときは我慢できないらしく、興奮して寄ってきます。 ネズミかなにかの様に思っているのかも知れません
■自動車とくるま酔い
■ナナもモモも自動車に乗るのが大好き。少し空いている窓から顔を出して鼻水たらしながらも喜んで前に顔を向けている。ナナは全然平気だけど、モモは20分から30分くらいするときっと吐く。車の中には水、テイッシュ、雑巾、ビニール袋が欠かせない。出 かける日の朝食は無し
■夢
■昼寝しているときに、どうやら夢を見ているらしく、キュキュと小さな声を出して、少し体を震わせたりします。なんの夢を見ているんでしょうね〜気になりますね
■子宮摘出のこと
■平成17年春に、ナナの様子がおかしいので、いつものクリニックで診てもらいました。検査の結果、子宮蓄膿症とのことで、急遽手術して子宮を摘出することになりました。もし摘出が数日遅れたら膿が体中に回って生命に危険があるところでした。(〜犬は人間と違って少々具合が悪くても、言葉で表現できないし、飼い主に対して機嫌よく振舞おうとするところがあり、具合の悪いのを発見するのが遅れがちになるとのこと。)
■無事手術が終わって、お見舞いもして、1週間くらいで退院し家に戻ってきました。が、その後の検査で赤血球が大幅に低下していることが分り、薬や、注射で様子を見る事になりました。 なかなか血液が赤くなってこないので、異なった薬や治療を試してもらいましたが、改善せず、低下の一途。ついに輸血に。 その後、紹介されて、相模原の麻布動物病院に通院し、検査や、いろいろな薬、注射を試してもらいました。大学病院でもめったに無い症状とのことで、数種類の治療を試してもらった結果、改善が見られず、最後の手段として、過去に一回だけ効果のあった薬を一日おきに注射することになりました。 お医者さんの指導で、私が注射の仕方を学び、にわか医者となって家で注射することになりました。(とても通いきれないので) 数ヶ月後、赤血球値が上がり、健康な犬と変わらないまでに快復しました。 今ではビタミン剤だけを毎日採っていますが、とっても元気で散歩も催促するようになりました。 良かったねナナちゃん!!
■乳腺ガンのこと
■2008年秋、ナナとモモのお腹に、ぷくんと膨らみが目立つようになりました。ナナもモモも元気で病気のようには見えませんでしたが、掛り付けのクリニックで診てもらったところ、腫瘍が出来ていてガンの疑いが強いとのこと。2007年に川崎に出来た、日本動物高度医療センター(JARMeC)を紹介していただき、検査の結果、摘出手術することになりました。両者とも悪性の腫瘍とのことでしたが、手術は成功し、完全に摘出出来たとのことで一安心。でも再発の恐れが100%無くなった訳ではなく、当面は健診続けながら様子をみるようにとのこと。入院から一週間で退院してきました。傷跡が痛々しいのですが元気なので家の中が明るくなりました。お正月はナナもモモも揃ってFULLメンバーで過ごすことが出来ることになりました。その後い週間ほどで抜糸も無事済んで順調に快復しています。
■モモちゃん気管支炎に罹る
■2008年の年末からモモちゃんが咳をするようになりました。 正月三が日を過ぎても快復しないので、4日いつもの動物病院に連れて行きました。念のため、朝した便と咳をしている様子をデジカメのビデオモードで撮影して持ってゆきました。病院でレントゲンをとって診察してもらった結果、気管支が厚くなっているとのことで、所謂気管支炎との診断。3種類の薬を一週間分もらって帰宅しました。乳腺ガンの再発の兆候は無いとのことで、安心。さっそく薬を与えたところ、咳の頻度がぐっと下がったようです。体温39.2度。モモちゃんが病院に行っている間、母親のナナちゃんが落ち着かず、ずっと玄関の方を気にしていたとのこと。 やっぱり親子なんだな〜気になるんだな〜えらいなと感心。気晴らしにほんの15分ほどだけど家の周りの日当たりの良いところを散歩しました。急がせると気管支に悪いような気がしたのでゆっくりと散歩しました。